2014年06月15日

商品名:アイデイトロール錠10mgについて

●商品名:アイデイトロール錠10mg

●主成分:プロプラノロール塩酸塩(Propranolol hydrochloride)


●この薬の作用と効果について

β受容体遮断作用により、心筋や刺激伝導系の過度の興奮を抑えて不整脈の発生を抑え、心筋酵素消費を減少させて狭心症状を改善し、さらに血圧を低下させます。

通常、狭心症、期外収縮や頻拍性心房細動などの不整脈、本態性高血圧症(軽症〜中等症)の治療、発作性頻拍や発作性心房細動の予防、褐色細胞腫手術時に用いられます。



●用法・用量(この薬の使い方)

高血圧症:通常、成人は1回1〜2錠(主成分として10〜20mg)を1日3回服用から開始しされ、効果不十分な場合は1日12錠(120mg)まで徐々に増量されます。

狭心症、不整脈ほか:通常、成人は1回1錠(主成分として10mg)を1日3回の服用から開始され、効果不十分な場合は1日6錠(60mg)、9錠(90mg)と徐々に増量されます。

小児の不整脈:通常、小児は主成分として1日0.5〜2mg/kgを低用量から開始し、1日3〜4回に分けて服用します。

効果不十分な場合は1日4mg/kgまで増量しますが、1日量として90mgを超えないことになっています。



●この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、めまい、発疹、視力異常、霧視、涙液分泌減少などが報告されています。

このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
posted by ホーライ at 20:29| Comment(0) | TrackBack(0) | β受容体遮断薬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「アイソボリン点滴静注用25mg」は何の薬?

●アイソボリン点滴静注用25mg

●一般名:レボホリナートカルシウム

●【この薬の効果は?】

・この薬は、活性型葉酸製剤と呼ばれるグループに属する薬です。

・この薬は、フルオロウラシル(抗がん剤)の効果を高めるために使用されます。この薬自体には抗がん効果はありません。

・次の目的で処方されます。

・レボホリナート・フルオロウラシル療法

胃癌(手術不能又は再発)及び結腸・直腸癌に対するフルオロウラシルの抗腫瘍効果の増強

・レボホリナート・フルオロウラシル持続静注併用療法

結腸・直腸癌及び治癒切除不能な膵癌に対するフルオロウラシルの抗腫瘍効果の増強


○次の人は、この薬を使用することはできません。

・重篤な骨髄抑制(貧血、白血球減少、血小板減少)がある人

・下痢がある人

・重篤な感染症にかかっている人

・多量の腹水、胸水がある人

・心臓に重篤な障害がある人、または過去に心臓に重篤な障害があった人

・全身状態がわるい人

・過去にアイソボリンやフルオロウラシルに含まれる成分で重篤で過敏な反応を経験したことがある人

・テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤を使用している人および使用を中止して7日以内の人


●【この薬の使い方は?】

この薬は注射薬です。

●使用量および回数

通常、成人の使用する量と使用方法は、あなたの体表面積(単位:m2身長と体重から計算)や症状にあわせて、医師が決めます。

この薬はフルオロウラシルと必ず併用されます。症状によって休薬の期間が延びたり、使用量が変更されたりすることがあります。


●【この薬の使用中に気をつけなければならないことは?】

・この療法では、重篤な骨髄抑制(からだがだるい、発熱、めまい、出血が止まりにくい)などの副作用がおこり致命的な経過をたどることがあります。

このような症状があらわれた場合にはただちに医師に相談してください。

このため、使用中は定期的(特に使用開始初期は頻回)に臨床検査(血液検査など)が行われます。

・この療法では、重篤な腸炎により脱水症状があらわれ、致命的な経過をたどることがあります。

激しい腹痛、下痢などの症状があらわれた場合には、ただちに医師に連絡してください。



●副作用は?

激しい下痢:汗をかく、吐き気、激しい腹痛、水のような便、泥状の便

重篤な腸炎:発熱、吐き気、嘔吐(おうと)、激しい腹痛、下痢

骨髄抑制:からだがだるい、発熱、鼻血、歯ぐきの出血、息切れ、あおあざができる、出血が止まりにくい、出血しやすい


以上
posted by ホーライ at 00:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 抗悪性腫瘍剤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月13日

「商品名:アイセントレス錠400mg」は何の薬?

●商品名:アイセントレス錠400mg

●一般名:ラルテグラビルカリウム:Raltegravir potassium

●含有量(1錠中)ラルテグラビルとして400mg


【この薬の効果は?】

・この薬は、抗ウイルス剤(HIVインテグラーゼ阻害剤)と呼ばれるグループに属する薬です。

・この薬は、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)のインテグラーゼを阻害してウイルスの増殖をおさえます。

・次の病気の人に処方されます。
HIV感染症

・この薬は、他の抗HIV薬と併用されます。

・この薬は、体調がよくなったと自己判断して使用を中止したり、量を加減したりすると、病気が悪化したり、効きにくくなるおそれがあります。

指示どおりに飲み続けることが重要です。


【この薬の使い方は?】

●使用量および回数
飲む量は、あなたの症状などにあわせて、医師が決めます。 通常、成人では、1回1錠を1日2回食事の有無にかかわらず飲みます。

●どのように飲むか?
コップ1杯程度の水またはぬるま湯で飲んでください。

●飲み忘れた場合の対応
決して2回分を一度に飲まないでください。
気がついた時に、1回分を飲んでください。ただし、次の飲む時間が近い場合は1回とばして、次の時間に1回分飲んでください。




【この薬の使用中に気をつけなければならないことは?】

・この薬は、患者さんやそれに代わる適切な人が次の点について十分に理解できるまで説明を受け、同意してから使用が開始されます。

・この薬は、HIV感染症を治すものではありません。この薬を飲んでいても、病気が進行する可能性がありますので、この薬を飲んでいる間の身体状況の変化は全て医師に報告してください。

・この薬を長く飲んだ場合の影響についてはわかっていません。

・この薬が、性的接触や血液などを通した他者へのHIV感染の危険性を低下させるかどうかについては証明されていません。

・医師の指示を受けずにこの薬の飲む量を変えたり、飲むことを止めたりしないでください。

・この薬を含めて、HIV感染症の薬を飲み始めた後、免疫力が回復し、日和見感染などに対する炎症反応(発熱、下痢など)があらわれたり、悪化したり、自己免疫疾患*(甲状腺機能亢進症、多発性筋炎、ギラン・バレー症候群、ブドウ膜炎など)があらわれたりすることがあります。
*自分自身の正常な細胞や組織に対して過剰な免疫反応が起こるため発症する疾患



●副作用は?

特にご注意いただきたい重大な副作用と、それぞれの主な自覚症状を記載しました。

副作用であれば、それぞれの重大な副作用ごとに記載した主な自覚症状のうち、いくつかの症状が同じような時期にあらわれることが一般的です。

このような場合には、ただちに医師または薬剤師に相談してください。

●皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)
ひふねんまくがんしょうこうぐん(スティーブンス・ジョンソンしょうこうぐん)

からだがだるい、高熱、発熱、まぶたや眼の充血、結膜のただれ、ひどい口内炎、唇や口内のただれ、食欲不振、赤い発疹(ほっしん)、中央にむくみをともなった赤い斑点(はんてん)、陰部の痛み


●薬剤性過敏症症候群
やくざいせいかびんしょうしょうこうぐん

さむけ、ふらつき、汗がたくさん出る、発熱、意識がうすれる、考えがまとまらない、息苦しい、かゆみ、発疹(ほっしん)、しびれ、判断力の低下

●過敏症
かびんしょう

さむけ、ふらつき、汗をかく、発熱、意識がうすれる、考えがまとまらない、口唇周囲のはれ、息苦しい、かゆみ、じんましん、発疹(ほっしん)、判断力の低下

●横紋筋融解症
おうもんきんゆうかいしょう

脱力感、手足のしびれ、手足のこわばり、筋肉の痛み、赤褐色尿


●ミオパチー
みおぱちー

筋肉の痛み、筋肉のこわばり、筋力の低下

●腎不全
じんふぜん

むくみ、全身のけいれん、貧血、頭痛、のどが渇く、吐き気、食欲不振、尿量が減る、無尿、血圧上昇


●肝炎
かんえん

からだがだるい、白目が黄色くなる、吐き気、嘔吐(おうと)、食欲不振、皮膚が黄色くなる


●胃炎
いえん

吐き気、嘔吐(おうと)、胸やけ、胃部不快感、食欲不振、腹痛


●陰部ヘルペス
いんぶヘルペス

発熱、けんたい、陰部の小さな水疱(すいほう)を伴う発疹(ほっしん)、陰部のかゆみや痛み、局所のリンパ節のはれ


以上
posted by ホーライ at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | HIVの薬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

商品名:アイスフラット懸濁用配合顆粒とは?

●商品名:アイスフラット懸濁用配合顆粒

●主成分:乾燥水酸化アルミニウムゲル(Dried aluminum hydroxide gel)

水酸化マグネシウム(Magnesium hydroxide)

●剤形:白色の顆粒剤


●この薬の作用と効果について

制酸作用と粘膜保護作用があり、胃酸を中和し、胃粘膜を保護して、胸やけなどの症状を改善します。

通常、胃・十二指腸潰瘍、胃炎、上部消化管機能異常における制酸作用と症状の改善に用いられます。


●用法・用量(この薬の使い方)

・通常、成人は1日1.6〜4.8gを数回に分けて、1gあたり約10mLの水に懸濁して服用するか、またはそのまま服用します。

治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。本剤は1包中に1.2gを含む製剤です。

必ず指示された服用方法に従ってください。

・水に懸濁後は、速やかに飲んでください。水で飲むときはコップ1杯の水で飲んでください。


●この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、食欲不振、吐き気、胃部不快感、便秘、下痢などが報告されています。

このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。


以上
posted by ホーライ at 01:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 胃に効果のある薬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月11日

商品名:アイコザールクリーム1%とは?

●商品名:アイコザールクリーム1%

●主成分:ビホナゾール(Bifonazole)


●この薬の作用と効果について

皮膚に寄生したカビ(真菌)の構造や機能に障害を与えて抗真菌作用を示します。

通常、白癬(水虫、たむしなど)、カンジダ症、癜風(黒ナマズ)の治療に用いられます。


●用法・用量

・通常、患部を清潔にして1日1回、清潔な手指で患部にうすくぬります。必ず指示された使用方法に従ってください。

・患部は清潔に保ち、通気性がよくなるようにしてください。



●この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、局所の刺激感、皮膚炎、発赤・紅斑、そう痒感などが報告されています。



以上

posted by ホーライ at 03:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 外用剤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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