●主成分:ビペリデン塩酸塩(Biperiden hydrochloride)
●この薬の作用と効果について
中枢神経に作用することにより、手のふるえ、筋肉のこわばりや動作が遅くなったりするのを改善します。
通常、パーキンソン症状の治療に用いられます。
●用法・用量(この薬の使い方)
•通常、成人は1回0.1g(主成分として1mg)を1日2回から始め、徐々に増量して、1日量0.3〜0.6g(主成分として3〜6mg)を数回に分けて服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。
必ず指示された服用方法に従ってください。
•飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く1回分を飲んでください。
ただし、次の服用時間が近い場合は忘れた分をとばして、次の通常の服用時間に1回分を飲んでください。
絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
●生活上の注意
•眠気、調節障害、注意力・集中力・反射機能などの低下があらわれることがありますので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないでください。
●この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、幻覚、意識の混乱、不安、発疹、けん怠感・食欲不振・吐き気などが報告されています。
このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
•急激な発熱、筋肉のこわばり、手足のふるえ[悪性症候群]
•使用を中止しようとしても止められずに使用を続ける[依存性]
以上