2014年06月26日

商品名:「アイリーア硝子体内注射液40mg/mL 」とは?

●商品名アイリーア硝子体内注射液40mg/mL

●主成分:一般名アフリベルセプト(遺伝子組換え)
Aflibercept(Genetical Recombination)


【この薬の効果は?】

・この薬は、VEGF( Vascular Endothelial Growth Factor、血管内皮増殖因子)阻害剤と呼ばれるグループに属する眼科用の注射薬です。

・この薬は、滲出型加齢黄斑変性( しんしゅつがたかれいおうはんへんせい)などの原因とされる脈絡膜新生血管( みゃくらくまくしんせいけっかん) の形成や黄斑浮腫(おうはんふしゅ)の形成に強く関わっているVEGF の作用を阻害することにより、不必要な血管が新しく出来ることや血管から水分が漏れ出ることを抑えて、視力を維持したり改善したりします。

・次の病気の人に医療機関で使用されます。

中心窩下( ちゅうしんかか)脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性

網膜中心静脈閉塞症( もうまくちゅうしんじょうみゃくへいそくしょう)に伴う黄斑浮腫( おうはんふしゅ)


【この薬の使い方は?】

この薬は眼科用の注射薬です。

医療機関において眼球内(硝子体内)に注射されます。

●使用量および回数

通常、成人の使用する量および回数は、

次のとおりです。

[中心窩下脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性の場合]


●一回量

0.05mL
(アフリベルセプト(遺伝子組換え)2mg)


●使用回数

最初の3 回は、1 ヵ月ごとに1 回注射

その後は、通常、2 ヵ月ごとに1 回注射


【この薬の使用中に気をつけなければならないことは?】

・注射部位の感染を予防するため、この薬を注射する前3 日間と注射後3 日間は、医師の指示に従って抗菌剤の目薬を点眼してください。

・この薬を注射した後に眼内炎などがあらわれることがあります。


以下のような症状が認められた場合には、直ちに医師に連絡してください。

眼の痛み、眼の重苦しさ、眼の違和感、

眼の前に霧がかかったような感じ



●副作用は?

眼障害

眼の痛み、眼の重苦しさ、眼の違和感、眼の前に霧がかかったような感じ、かすんで見える、まぶしい、眼の充血、急激な視力の低下、物がゆがんで見える、視野の中に見えない部分がある
(暗点、視野欠損) 、蚊が眼の前をとんでいるように見える、光がないのにチラチラ見える

以上
posted by ホーライ at 23:20| Comment(0) | TrackBack(0) | VEGF阻害剤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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